慶應義塾大学:英語対策参考書ルートLevel1【偏差値40→50】

この記事では偏差値40から慶應義塾大学に合格したい受験生のためのオススメ参考書ルートを紹介します。

便宜上偏差値40と表現していますが、本格的に受験勉強に始める中学生・高校1~2年生にも応用できる内容です。

今回紹介する方法を使うことで、英語が全く読めないレベルから、簡単な英文なら問題なく読めるようになります。

また、使用する参考書はたったの5冊

本格的な受験勉強を始めた高2~3年生なら学習期間は1~3ヶ月、中学生や高1年生なら3~6ヶ月が目安です。

まずはここから英語学習を始めていきましょう!

レベル1で紹介する参考書

英単語

英語学習において英単語を覚えることは超重要です。

受験英語は単語に始まり単語に終わると言っても過言でもありません。

慶應の入試でも直接設問で語彙力が問われる問題も多くあります。そのため、最後の最後まで語彙強化が求められます。

現段階で偏差値50を切っている場合は、単語力と読み慣れの両方が不足している可能性があります。

そのため、単純に単語を覚えるだけでなく、ある程度まとまった英文を読むトレーニングを積んだ方が良いです。

速読シリーズの良いところは、英文を読みながら単語を覚えられる点です。

後述しますが、付属の音源を使って音読もするようにしてください。

全ての英文が意味を取りながら、スラスラ音読できるようになったら次のレベルに進みましょう。

英文法:インプット

現時点で偏差値50以下ということは、中学か高校のどこかで英文法をおろそかにしていた時期があるはずです。

慶應の難解な英文をこの先読めるようするためにも、まずは英文法の基礎の基礎から固めていきましょう。

英文法をしっかり学ぶことで、この先の学習効率が一気に伸びます。これまでの遅れを取り戻すと思って、一気に読解の基礎を積み上げてください!

やり直しも含めた文法のオススメは「大岩のいちばんはじめの英文法」です。

イラストをふんだんに使って、中学レベルからストレスなく学習できるのが特徴です。

もちろんこれ一冊で英文法すべてを網羅できるわけではありません。

しかし、英語初学者が分厚い文法書や問題集に手を出すとほとんどの場合挫折してしまいます。

背伸びせずに初学者向けの参考書を使って、まずは読解に必要な最低限の英文法をマスターしていきましょう!

1ヶ月で3周するモデルケース

ここで使い方の例を少し紹介したいと思います。

大岩のいちばんはじめの英文法は全25章です。

以下が1日あたりの学習量と1周完了する目安です。

【1日の進捗別:1周目にかかる日数】

  • 1日2章:13日で1周
  • 1日3章:9日で1周
  • 1日4章:7日で1周
  • 1日5章:5日で1周

2~3週間で3周を目標にした場合、次のスケジュールになります。

【オススメのスケジュール:3週間で3周】

  • 1周目:1日3章ずつ進める(9日間)
  • 2周目:1日4章ずつ進める(7日間)
  • 3周目:1日5章ずつ進める(5日間)

これが21日(≒3週間)で3周する場合のスケジュールです。

真面目に取り組めば、このように1ヶ月かからずに英文法の基礎固めができます

これで一気に追いつきましょう!

参考書で英文法が理解できなかったら

参考書での学習ができなかった場合、本より時間はかかってしまいますが、映像授業を利用する手があります。

スタディサプリなど、映像授業で補完するのも手です。

【スタディサプリ】動画授業で苦手を克服

スタサプの場合は2週間の無料体験が付いているので、合わなかったら解約もできます。

本など文字情報の方が早いので使い過ぎには注意ですが、苦手分野克服などうまく併用していきましょう。

\ちょっと休憩!/

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英文法:アウトプット

英文法の原理がわかってきたら、今度はその知識をアウトプットしていきましょう。

メカニズム的に、記憶はアウトプット依存です。思い出そうとすることを繰り返して記憶は定着していきます。

覚えた知識を忘れないためにも、問題集を通してポイントを押さえていきましょう。

アウトプット教材のオススメは英文法ポラリス1です。

全部で375問とコンパクトで、ポイントの講義ページも付いています。

1周目は、インプットで紹介した大岩の英文法と同じ単元を解いていくイメージでOKです。

慣れるまでは、

  • 問題に正解できればOK
  • 問題の英文を和訳できればOK

ぐらいを目標にしてください。

ある程度慣れてきたら、正解の根拠を人に説明できるレベルを目指しましょう。

あくまで目安ですが、最低でも5~10周は繰り返し復習します。

不安があれば単元ランダムの黒ポラリスに取り組もう

ポラリスシリーズには各レベルに応じた「ファイナル演習ポラリス」(通称:黒ポラリス)があります。

前項で紹介した白ポラリスが、助動詞や関係詞など、単元別になっている一方で、黒ポラリスは問題形式(空所補充・整序・正誤)ごとの出題となっており、文法単元はランダムで出題されます。

単元ごとに文法を学んでいくと、どうしてもパターンで解答しがちです。

例えば、

  • 不定詞のことは良くわかってないけど、toの付けとけば正解っぽい!
  • 動名詞のことは良くわかってないけど、ingの付けとけば正解っぽい!

といった感じです。

これは本質的な英文法の理解とは言い難いです。

不安がある場合は、単元がランダムで出題される黒ポラリスでの確認がオススメです。

英文解釈

文法がある程度固まってきたら、今度は英文解釈に取り組みます。

英文解釈は一文の意味を正確に取るトレーニングで、精読とも呼ばれます。

初学者にオススメなのは読解のための英文法が面白いほどわかる本(必修編)です。

全くのゼロからの学習には向きませんが、大岩のいちばんはじめの英文法で基礎を学んだ後であれば十分使えます

解説がそこまで丁寧なわけでないので、必ず大岩の英文法をマスターした後に取り組んでください。

全33テーマ、183例題が入っています。

一文一文は短いので、毎日3テーマ(15問前後)ずつ進めて約10日の間隔で復習し続けてください。

訳せればOKではなく、文構造を理解した上でスッと意味が理解できるように復習してください。

その他、このレベルの英文解釈本のオススメは「大学入試はじめの英文読解ドリル」です。本屋さんで確認して、好きな方を選んでください。

英語長文

現時点では長文問題集は使用しません

その代わり、英単語で出てきた速読英単語中学編速読英単語入門編の英文がスラスラ読めるまで繰り返して下さい。

このレベルで教材を増やしすぎると、どれも中途半端になる可能性があります。

速読英単語を長文教材と兼ねることで教材数を絞り、達成感や成功体験を増やしていきましょう!

速読英単語に取り組む際は、必ず付属の音源を使用して音読するようにして下さい。

オススメは以下の3つを1セットで繰り返してください。

【オススメの音声トレーニングセット】

  • 英文を見ながら音読
  • 英文を見ながら+音声を聞きながら音読
  • 英文を見ずに、音声だけを聞きながらシャドーイング

音読をすることで「頭ではわかっていても言葉にできていない単語」が分かります。

少し恥ずかしいかもしれませんが、ネイティブになりきったつもりで、音源の声を真似て下さい。

英作文

教材を増やすと消化不良を起こす可能性が大きくなるので、現時点のレベルでは英作文の教材は使用しません。

その代わり、読解のための英文法が面白いほどわかる本(必修編)に登場する文章を英語→日本語にするトレーニングで下地だけ作っておきます。

巻末に登場英文の一覧がありますので、下のように英語部分を隠して取り組んでください。

現時点で書く必要はなく、頭の中や言葉で言えればOKです(後半の演習問題も難しければ英作文のトレーニングとしては取り組まなくて大丈夫です)。

復文や瞬間英作文とも呼ばれるトレーニングですが、英語にする過程で文法や構文を意識するので、負荷の高めの絵英文法トレーニングとしても有効です。

英語リスニング

慶應義塾大学にリスニングテストはありません。

そのためリスニング対策は不要です。

しかし、英語を英語のまま理解した方が読解スピードは上がるので、速読英単語の音声を使用しながら音読やシャドーイングを行ってください

シャドーイングとは英文音声を聞きながら、その音だけを頼りに音読を行うトレーニングです。

先ほど紹介した音読のメニューの3番目にも入っています。

【オススメの音声トレーニングセット】

  • 英文を見ながら音読
  • 英文を見ながら+音声を聞きながら音読
  • 英文を見ずに、音声だけを聞きながらシャドーイング

音読やシャドーイングトレーニングのすることで、これ以降の英語上達スピードが大幅に上昇します。

英語のプロに聞けば、ほぼ全員が音読やシャドーイングの効果を認めます。

やらなきゃ損!ぐらいの気持ちで音声トレーニングに取り組んで下さい。

まとめ

今回は慶應義塾大学を目指す、英語初学者向け参考書を5冊紹介しました。

レベル1で紹介した参考書ルート

このページを読んでいるということは、最近受験を意識し始めたり、勉強に目覚めたばかりだと思います。

これからもっともっと面白い世界がたくさん広がっています!

一緒に学んでいきましょう!

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GOKO編集室
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