慶應SFC環境情報2024英語:解答速報と設問解説

2024年2月18日に行われた、慶應義塾大学SFC環境情報学部一般選抜の英語入試問題の解答速報と一部解説を紹介しています。

あくまで速報ですので、間違い等に気がつかれた方は、ご一報ください。

大問1:小論文で書き間違いをするのはなぜ?

  • 題名:Why It's So Hard to Catch Your Own Typos
  • 著者:Nick Stockton(2014)

著者は、世界200万人の読者を持つAIに関する週刊ニュースレター「The Batch」編集者、Nick Stockton。

...がフリーランサー時代にWIREDに寄稿した記事が元ネタ。

自身のタイプミスを悔しなりながら、脳の構造上避けられない事を書いた文章。

サブタイトルとして"The reason typos get through isn't because we're stupid or careless, it's because what we're doing is actually very smart."(誤字脱字がまかり通るのは、私たちが愚かだからでも、不注意だからでもない)と続きます。

What's Up With That: Why It's So Hard to Catch Your Own Typos | WIRED

The reason typos get through isn't because we're stupid or careless, it's because what we're doing is actually very smart.

【問題文冒頭】

You have finally finished writing your article. You've sweat over your choice of words and agonized about the best way to arrange them to effectively get your point across. You comb for errors, and by the time you publish you are absolutely certain that not a single typo survived. But, the first thing your readers notice isn't your carefully crafted message, it's the misspelled word in the fourth sentence.

解答速報

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問題解答
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設問解説

[41] この記事で説明されているようなエラーの例として最も可能性が高いのはどれですか?

  1. データの捏造または改ざん:意図的な不正行為にあたるため、説明されている無意識のミスとは異なる。
  2. 別の著者のテキストの誤解釈:理解の誤りによるものであり、説明されている認知バイアスによるミスとは異なる。
  3. 反証を意図的に除外する: 意図的な行為であり、無意識のミスではない。
  4. 自分の名前を大文字で書くのを忘れる: 本文で説明されている注意欠陥によるミスの一例。

[42] 段落1の "pass" という単語の意味として最も適切なのはどれですか?

  1. 試験の合格:文脈上、履歴書が「選考落ち」になるというネガティブな意味なので反対の意味。
  2. 選択範囲から除外される: 履歴書が選考から外されることを指しており、本文の内容と合致。
  3. 1人から他の人へと受け渡される:特に記述なし
  4. 競争相手を追い抜く:特に記述なし

[43] この文章によると、自分の書いた文章の間違いを見落としやすいのはなぜですか?

  1. 脳はすでにレビューしている文章のイメージを持っているから:本文で説明されている通り、脳は書いた内容のイメージを保持しており、実際の文章との相違に気づきにくくなる。
  2. 脳はテキストを注意深くチェックする能力が十分ではないから:本文では脳の能力不足ではなく、認知バイアスが原因であるとしている。
  3. 私たちは自分自身ではなく、他人の書いたものを読むことに慣れているから::自分の文章に慣れていることが原因、他者との比較は記述なし。
  4. 書いたものを何度も読み直すのに十分な時間を費やさないから: 読み直す時間不足ではなく、脳の働きによる盲点が原因としている。

[44] Stafford氏と彼の協力者による研究は、タッチタイピストに関して何を示しましたか?

  1. 彼らは誤りをする直前に無意識的にタイピング速度を遅らせる:本文の内容と一致
  2. キーボードと画面が隠されていると、より多くのタイプミスをする:本文によると視覚情報は関係ない
  3. 彼らはタイピング中に指の動きを微調整することができる:細かい調整ではなく、速度の変化がポイント
  4. 彼らは時には目的地ではなく慣れ親しんだ場所に向かって車を運転してしまうことがある:タイピストとは別の話題

[45] 段落6のアドバイスと一致する、校正効果を向上させる方法はどれですか?

  1. テキストを何度も読んだと想像する:想像ではなく、実際に見慣れないようにすることが重要・
  2. 難しい単語やフレーズのタッチタイピングを練習する:視覚的な変化がポイントであり、タイピングスキルとは直接関係ない。
  3. ドキュメント内のすべてのテキストの書体を変更する: 新しい書体にすることで慣れをなくし、ミスを見つけやすくなるという点で、本文のアドバイスと一致。
  4. テキストの下書きを確認しながら単語を声に出して読む:本文に記述なし(正しいかもしれないが真偽判定はつかない)

全文和訳と語彙

大意としては以下の通りです。

【第1段落】

ようやく記事を書き終えました。単語選びに悩み、最も効果的にポイントを伝えるための配置に苦心しました。何度も誤植をチェックし、公開する頃には一文字も誤字がないと確信していました。しかし、読者が最初に気付くのは、あなたの精心したメッセージではなく、4番目の文にある誤字なのです。

誤植は最悪です。それは破壊工作員のような存在で、あなたの意図を損ない、履歴書が「不採用」の山に積まれる原因となり、うるさ型の批評家たちへ餌を与えてしまいます。腹立たしいことに、誤植はたいていあなたが正しく綴れる単語なのに、校正の際に何らかの理由で見過ごしてしまうのです。自分こそが最大の批評家であるはずなのに、なぜこのようなわずらわしい小さな欠点を見落としてしまうのでしょうか?

  • comb:念入りにチェックする(名詞だと「櫛」くし)
  • agonized: 苦悶した
  • comb for: 念入りに探す
  • misspelled: 誤字の
  • saboteur: 破壊工作員
  • pedantic: うるさ型、細かいことにこだわる
  • frustratingly: 腹立たしいことに
  • skimmed over: 見落とした
  • annoying: わずらわしい

【第2段落】

心理学者でイギリスのシェフィールド大学で誤植を研究しているトム・スタッフォード氏によると、誤植が見過ごされるのは、私たちが愚かだったり不注意だったりするからではなく、実際はとても賢い働きをしているからです。「文章を書くとき、私たちは意味を伝えようとしています。これは非常に高度な作業です」と彼は述べました。

すべての高度な作業と同様、脳は単純な部分(文字を単語に、単語を文章にするなど)を一般化して、より複雑な作業(文章を組み合わせて複雑なアイデアにするなど)に集中できるようにしています。「私たちはむしろ、感覚情報を処理し、期待と結び付けながら意味を抽出しているのです」

  • component: 部分
  • generalize: 一般化する
  • sensory information: 感覚情報
  • extract: 抽出する

【第3段落】

私たちが他人の作品を読むとき、脳は少ないエネルギーを使ってより早く意味を理解しようとします。しかし、自分の作品を校正するときは、伝えたい意味はすでにわかっています。そのため、本来あるべき意味が欠けている部分(またはすべて)を見落としてしまうのです。自分の誤植を見逃してしまうのは、画面上の文字と頭の中のイメージが競合しているからです。

これは、「the」の文字が「hte」と入れ替わるなど些細なミスから、記事の核心的な説明が抜け落ちるような重大なミスまで起こりえます。

  • trivial: 些細な
  • significant: 重大な
  • omisit: 抜け落ちる
  • core explanation: 核心的な説明
  • compete: 競合する

【第4段落】

一般化は、すべての高次脳機能の基礎です。まるで脳が慣れ親しんだ場所の地図を作るように、景色、匂い、ルートの感触をまとめます。このメンタルマップは、他のことを考えるための脳のスペースを解放してくれます。しかし、時には裏目に出ることもあります。例えば、バーベキューに行く途中でうっかり職場に行ってしまった、なんて経験はありませんか?友人宅への道は毎日の通勤ルートの一部だからです。脳は本能で行動しているため、私たちは詳細を見落としてしまうのです。校正作業をするとき、脳はすでに目的地を知っています。

  • hallmark: 典型, 特徴
  • compile: まとめる
  • instinct: 本能
  • destination: 目的地

【第5段落】

慣れは、長期的にミスを見つける能力を鈍らせるかもしれませんが、私たちは実際には、行動中にミスに気づくのがかなり得意です。 実際、タッチタイパー (指を見ないでタイピングできる人) は、画面に表示される前にさえ、ミスをしたことを認識しています。彼らの脳は、思考を文字に変換することに慣れているため、間違ったキーを押したり 2 文字を入れ替えるなど、軽微なミスさえも警告してくれます。

今年初頭に発表された研究では、スタッフォード氏と彼の同僚は、タイピストの画面とキーボードを両方覆い、単語入力速度をモニターしました。これらのタッチタイピストは、ミスをする直前に単語入力速度を落としていました。エラーを感知すると、指に信号を送って速度を落とし、調整する時間を稼ぎます。

  • handicap: 妨げる
  • subconscious: 潜在意識
  • lag: 遅れ
  • adjust: 調整する

【第5段落】

タイピストなら誰でも知っているように、キーを押すのは瞬時に起こるので、ミスをしている途中で指を切り替えることはできません。しかし、スタッフォード氏によると、これは先祖が槍を投げる際に脳が微調整を行っていたのと同じ精神的メカニズムから進化してきたものだそうです。

残念ながら、このような本能的なフィードバックは編集作業には存在しません。校正を行うとき、あなたは脳を騙して、初めて読んでいるかのように振舞わせようとしています。スタッフォード氏は、自分のミスを見つけたいなら、できるだけ作品を不慣れなものにすることを勧めています。フォントや背景色を変えたり、印刷して手書きで編集したりしてみてください。「一度あるやり方で何かを覚えたら、視覚的な形式を変えない限り、細かい部分を見るのは難しくなります」と彼は言いました。

  • divert: 切り替える
  • instinctual: 本能的な
  • feedback: フィードバック
  • proofreading: 校正
  • font: フォント
  • background color: 背景色
  • unfamiliar: 不慣れな
  • visual form: 視覚的な形式

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大問2:人間がいなくなった後の自然

カル・フリン「人間がいなくなった後の自然」より
  • 題名:The World is Becoming Uninsurable, Part 3
  • 著者:Michael Bruce Sterling(1998)/ ミカエル・ブルース・スターリング
  • 出典:https://www.viridiandesign.org/notes/1-25/Note%2000023.txt

【問題文冒頭】

The invisible loss in climate change, that terrible loss which cannot show up on the Munich Re books, is the loss of natural areas. Genuine climate change renders moot the 20th century's many struggles to preserve and conserve the wilderness. There can be no true "wilderness" in a Greenhouse Earth. All creatures are under the same gray sky. There can be no refuge, nothing can go untouched. "Nature" is over; there is no sanctity left to defend; all that breathes is breathing unnatural air.

ブルース・スターリング、"The World is Becoming Uninsurable, Part 3"

アメリカの代表的SF作家で環境保護主義者、ミカエル・ブルース・スターリング氏の文章から出題。1980年代のサイバーパンク運動で中心的役割を果たした人物。

そのため、ディストピア的な世界観が漂い、文学的な表現も多い文章でした。

Involuntary parkとは何か

SF作家らしく、新しい言葉を使ってきました。それがInvoluntary park。この言葉自体ブルース・スターリングによって考案された新語です。

まだ日本に届いていない概念なので、ここでは「不本意な公園」「強制公園」と便宜上呼称します。「不本意な公園」は、環境、経済、政治的な理由により「テクノロジーによる利用価値を失った」地域が、放置され、雑草が生い茂り、荒野のような状態に戻ることを指します。

日本で言えば、政治的な意味では「福島第一原子力発電所の周辺」、単に使われなくなったという意味では「廃墟」がイメージしやすくしっくりくる言葉かもしれません。

それらは20世紀の国立公園と少し似ている。政府が所有する区域で、しっかり洗脳された森林レンジャーが『我々の自然遺産』を厳しく守っている。例えば、とても緑豊かであり、おそらく野生動物も多い。しかし、種の構成はもはや自然ではない。主に成長の早い雑草、クズや竹のコスモポリタンジャングルとなっており、海水浸潤に耐えられるように遺伝子操作された種もいるかもしれない。スクラップにすることができない水没都市は、不自然な藪の中に完全に消えて行くだろう。

ブルース・スターリング、"The World is Becoming Uninsurable, Part 3"

スターリングの当初の構想では、経済崩壊や海面上昇により放棄された場所が「不本意な公園」に該当しました。しかし現在では、軍事施設、地雷原、汚染により危険とされる地域など、何らかの理由で人間が居住・利用していない土地であればどこでも使われるようになりました。

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設問解説

[56] この記事で示されている現代の「自然」に対する著者の見解を最もよく表しているものはどれですか?

  1. 「自然」は、私たち人間の生活様式を無制限に支えるものではないかもしれない。
  2. 権力者たちはもはや「自然」を利用して利益を上げることはできない。
  3. 「自然」は、人間によって変形された風景を含むようになってしまった。
  4. 「自然」に見えるものは、綿密に計画された景観である。

本文の「自然」は、気候変動、汚染、「Involuntary Parks」のような強制的な介入など、人間の行動によって大きく影響を受け、変化している と描写されている。選択肢1と2は本文によって完全に裏付けられておらず、選択肢4は主に「Involuntary Parks」の人工的な側面に焦点を当てている。

[57] 段落3の内容に基づくと、「国内ビザ」を導入する目的は何ですか?

  1. 新しい移民の人数を制限するため。
  2. 市民の国内旅行の自由を制限するため。
  3. 経済復興のための観光業を促進するため。
  4. 人口流出を防ぐため。

「国内ビザ」は「スラム街」や「強制送還」 といった概念と並んで言及されており、これは資源の不足や不安定さのために国内の移動を制御するために使用されることがわかる。

[58] 段落4で著者が「コスモポリタンジャングル」という言葉で表している状況はどのようなものですか?

  1. その地域は政府ではなく国際機関によって管理されている。
  2. 都市生活は、多文化主義を試すための新たな実験場として機能している。
  3. CO2を吸収するために遺伝子組み換え植物が導入されている。
  4. 地元の生物と、異なる場所から導入された新しい生物が共存している。

[59] 「Involuntary Park」の可能な例として考えられるものはどれですか?

  1. シベリアにあるウソリェヒムプロム化学工場。現在は廃墟となっており、有毒廃棄物がすべての動植物の生存を阻害している。
  2. サハラ砂漠のような広大な砂漠にあるオアシス。旅行者がさまざまな国の植物の種を落とし、意図せずにエキゾチックな植生を作り出している。
  3. ロサンゼルスのような巨大都市の一角にある小さな区画。住民たちが自発的に緑地帯の世話をするために集まる場所。
  4. 朝鮮半島の幅約1マイルにわたって南北に走る非武装地帯(DMZ)。在来種以外の生物が発見されている。

「Involuntary Parks」は、政治的または経済的な理由で放棄され、雑草が生い茂るように放置された地域。4.のDMZは、活動が制限されており、非在来種が存在するため、この説明に当てはままる。他の選択肢は、基準を完全に満たしていない。1.生物が生存していない。2&3.放置されていない。

[60] この記事の最適なサブタイトルは次のうちどれですか?

  1. 荒野の逆襲
  2. 運命を変えるチャンス
  3. 都市景観はスケープゴートか
  4. 自然を守る、尊厳を守る

人間が放棄や放置した結果について書かれた文章。そのニュアンスを汲んでいるのは1。

全文和訳と語彙

大意としては以下の通りです。

【第1段落】

気候変動における目に見えない損失は、自然地域の消失です。真の気候変動は、20世紀の荒野を保護し保存するための多くの努力を無意味なものにしてしまいます。温室効果ガスで満ちた地球では、真の「荒野」は存在しません。すべての生き物は同じ灰色の空の下にいます。避難所はなく、何も手つかずのままではいられません。「自然」は終わりました。守るべき神聖さはもう残っていません。呼吸しているものはすべて不自然な空気を吸っているのです。

  • renders moot: 無意味にする、無効にする
  • wilderness: 手つかずの自然、荒野
  • gray sky: 汚染された暗い空のイメージです。
  • refuge: 避難所、逃げ場
  • sanctity: 神聖さ、不可侵性
  • unnatural air: 不自然な、汚染された空気

【第2段落】

21世紀には自然が存在しないかもしれないが、だからといって野蛮さがなくなるわけではない。むしろ、地球の広い範囲がテクノロジーによる利用価値を失い、放棄されるだろう。利益をもたらす土地として見捨てられ、居住や開発には不向きな不安定な状態になる。そうした土地はスラム街に変貌するかもしれないし、二酸化炭素の吸収源として利用される可能性もある。

  • technological instrumentalism: 自然を単なる道具や資源として利用する考え方
  • abdicated: 見捨てられた、放棄された
  • profit centers: 利益を生み出す場所、経済的に価値のある場所
  • unstable: 安定していない、危険な
  • slums: スラム街、貧困地区
  • carbon-dioxide sumps: 二酸化炭素を吸収する場所

【第3段落】

以下のようなシナリオを想像してみよう。急激な気候変動により、森林や国立自然公園は洪水や火災によって深刻な被害を受ける。CO2は恐ろしい脅威であり、どこかで処理する必要がある。自然はその役目を果たせなくなり、人間が介入しなければならない。

独裁的な政府が景観を根本的に変え、炭素排出量を厳しく管理する国家を「血と土」的なイデオロギーに基づいて設立するかもしれない。祖国が明らかに危機に瀕しているため、国民全体は道徳的に正当化された人民戦争のためにサイバー技術を使って監視される。大規模な人口移住、国内ビザ制度、居住スペースの問題が政治的常套語になる。残された荒野や新たに沈没しつつある地域は、密猟者や不法移民を赤外線とDNA鑑定装置で追跡する入国管理局によって緊張したパトロールが行われる。

  • Outflanked by rapid climate change: 急激な気候変動に追い込まれる
  • CO2 is a terrifying menace: CO2は恐ろしい脅威
  • Nature is beaten: 自然は打ち負かされた、機能不全になった
  • carbon-dioxide ration-states: 炭素排出量を厳しく管理する国家
  • blood-and-soil: ナチスドイツで使われた民族的・国家主義的なイデオロギー
  • cybernetically guarded: サイバー技術を使って監視・管理される
  • deportations: 強制移住
  • living-space issues: 居住スペース不足の問題
  • infra-red and DNA sniffers: 赤外線カメラとDNA鑑定装置

【第4段落】

このような経済的に活用できない土地は、政府の命令により意図的に放置され、雑草が生い茂るようになります。これは理にかなっています。なぜなら、植物がより速く炭素を吸収するほど、気候変動を遅らせることができるからです。

そのため、国土の危機に瀕している地域は、新たな景観「Involuntary Parks(強制公園)」として生まれ変わります。これらは、政府が森林警備隊によって管理する20世紀の国立公園と少し似ています。例えば、非常に緑豊かで、おそらく野生動物もたくさんいます。しかし、生息している種はもはや自然のままではなく、成長の早い雑草が混じり合い、クズや竹などのメトロポリタンジャングルになり、海水浸潤に耐えられる遺伝子組み換え種も多数存在するでしょう。スクラップにすることができない水没した都市は、この不自然な植生の中に消えてしまうでしょう。

このアイデアは突飛な話ですが、前例がないわけではありません。現代の「Involuntary Parks」の例としては以下のようなものがあります:

・チェルノブイリの放射能の影響を受けた広大でわずかに有害な地域。野生のイノシシや、野菜や昆虫の形態がやや歪んでいることで知られています。

・トルコ系キプロスとギリシャ系キプロス間のグリーンライン。不法侵入者は射撃されるか逮捕されるため、近年は森林が回復しています。

・ アメリカ合衆国の非常に古く朽ち果てた鉄道路線。逆説的ではあるが、そこには北米最後の手つかずの大草原の生態系がある。

  • financially exploited: 経済的に利用される
  • Involuntary Parks: 政府の命令で意図的に放置された、非自発的な公園
  • cosmopolitan jungle: 様々な種類の植物が混在するジャングル
  • seeping saltwater: 浸透する海水
  • paradoxically: 皮肉にも、矛盾している

【第5段落】

Involuntary Parks(強制公園)は、手つかずの自然ではなく、政治的・技術的崩壊に見舞われた地域で自然の力が再び主張する「復讐的な」自然の代表です。20世紀には恥ずべき存在だったInvoluntary Parksは、21世紀には必要に迫られて作られる、重苦しい施設になる可能性があります。予測不可能なリスクのある世界の新しい世界地図には、Involuntary Parksの世界地図も興味深く、おそらく啓発的な追加になるでしょう。

  • vengeful nature: 復讐的な自然、怒りに満ちた自然
  • somber necessity: 重苦しい必要性、不本意な選択
  • uninsurable world: 保険が適用されない、予測不可能なリスクのある世界

大問3:人間の寿命に限界はないかもしれない

  • 題名:Human life span may have no limit, analysis of supercentenarians suggests
  • 著者:Tom Siegfried(2021) / トム・ジーグフリード

サイエンス系ライター、トム・ジーグフリード氏の記事から出題。

タイトルの"Human life span may have no limit, analysis of supercentenarians suggests"を直訳すると「超高齢者分析から、人間の寿命に限界はないかもしれない」となります。

テーマは、人間の寿命の上限が存在するかどうか。

人間の寿命に上限があるのか、医学の進歩とともに寿命が延び続ける可能性があるのかについて研究者たちの中でも意見が分かれています。その手がかりとして、超高齢者 を研究することで、人間の寿命の可能性について洞察を得ることができるのではないか。

といった話でした。

【問題文冒頭】

In 1875, Harper's Weekly declared one Lomer Griffin of Lodi, Ohio, to be, "in all probability," the oldest man in the union. His age, allegedly, was 116. There were doubters. Lomer's own wife, for instance, said he was only 103. And William John Thoms, an English author and demographer who had just written a book on human longevity, expressed skepticism all such centenarian claims. A human's maximum life span was about 100, Thoms asserted. Certainly no claim of an age over 110 had ever been verified.

Human life span may have no limit, analysis of supercentenarians suggests

ハザード関数

本文中に出てくる「ハザード関数」とは、ある年齢に達した人があと1年生きられる可能性を示す尺度であり、ここでは1年以内に死亡する確率で示されています。具体的には下記図の通りです。

例えば、10歳の子供が11歳になる前に亡くなる確率は非常に低いのに対し、80歳の子供が81歳になる前に亡くなる確率は高くなります。しかし、超高齢者になると、死亡確率は横ばいになるようです。

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設問解説

[81] ウィリアム・ジョン・トマスは、ハーパーズ・ウィークリー誌が伝えるロマー・グリフィンの長寿について、どのような反応を示すでしょうか?

  1. 彼は慎重に、そのような年齢に達することは可能だと同意するでしょう。
  2. 彼はその情報をばかげたものとして完全に否定するでしょう。
  3. 彼はグリフィンの生活様式について即座に調査するよう呼びかけるでしょう。
  4. 彼はグリフィンの話を自分の仕事の正当化と見なすでしょう。

トマスは人間の最大寿命は約100歳と信じており、110歳を超える主張には懐疑的な見解を示していた。そのため2が正解。

[82] 1800年代後半、ウィリアム・ジョン・トマスを最も困惑させたのは誰の立場でしょうか?

  1. 人間は110歳まで生きられないと考えていた医師
  2. より健康的な生活習慣が寿命を1世紀以上に延ばすと考えていた医師
  3. 既存のデータは人間の寿命が厳しく制限されていることを示唆していると考えた医師
  4. ハーパーズ・ウィークリー誌のロマー・グリフィンに関する記事の正当性を疑問視した医師

トマスと立場が異なるのは2。

[83] 筆者はギネス世界記録について言及するのはなぜでしょうか?

  1. 誰かが虚偽の個人情報を提供する可能性があるケースを示唆するため
  2. 世界記録のために収集された情報は常に変化していることを指摘するため
  3. ギネス世界記録は現代版のハーパーズ・ウィークリー誌であると主張するため
  4. 人間の寿命は今後も延び続ける可能性が高いことを示すため

[84] レオ・ベルジルとその共同研究者が人間の寿命の上限を見直した結果、導き出された数字は

  1. 1875年のロマー・グリフィンの推定年齢に近いです。
  2. 最終的にウィリアム・ジョン・トマスの信念を支持します。
  3. 現在の基準から見ると長いが、それほどでもないです。
  4. 前例のない進歩の可能性を示唆しています。

[85] バッフォンの研究に関して、複数の文化の寿命を比較する際に言及されていないライフスタイルの側面は?

  1. 栄養の充足度
  2. 日常的な行動
  3. 国家法
  4. 文化的な習慣

[86] 本文によると、ウィリアム・ジョン・トマスが研究で遭遇したような混同の例として、どれが最も適切でしょうか?

  1. 出生証明書でジョージ・ジョンソンが誤って弟とされている。
  2. 政府機関がマーガレット・ブラウンの重要な個人記録を紛失してしまう。
  3. メアリー・A・デイビスとされている女性は、実はメアリー・B・デイビスである 。
  4. 出生証明書でウィリアム・ミラーは実際よりも10歳年上とされている。

[87] 著者によると、「ハザード関数」は研究者が何をよりよく理解するのに役立つのでしょうか?

  1. 特定の年齢における特定の種類の死の確率
  2. 70代の米国男性の主な死因
  3. 青少年の生活が比較的安全な理由
  4. 人が次の誕生日を迎える前に亡くなる可能性

[88] 晩年の死亡率の減速を考慮すると、潜在的な寿命の上限を宣言する努力において、誰のデータが最も役立つでしょうか?

  1. 87歳の男性
  2. 97歳の女性
  3. 57歳の男性
  4. 107歳の女性

[89] レオ・ベルジルとその共同研究者が「数学的な真実を日常的な言葉に丁寧に翻訳する」必要があると主張しているのは、どのような問題に対処しているのでしょうか?

  1. 理論的な知見を現実世界に適用する際には慎重さが必要である。
  2. 彼らの研究に基づいて、日常の人間の行動を変える必要がある。
  3. 科学的な計算を利用して魅力的なクリックベイトを生成すべきである。
  4. 高齢者に関する主張は通常、厳しく調査する必要がある。

[90] 著者によると、延長された寿命に関する計算が信頼できるものである場合、

  1. 人々は通常130歳まで生きるようになる。
  2. 超高齢者の数は最終的に安定する。
  3. 「最長寿の人物」の記録は定期的に更新される必要がる。
  4. ロマー・グリフィンの誇張された長寿はさらに調査される必要がある。

全文和訳と語彙

大意としては以下の通りです。

表記が統一されていない箇所もありますので、参考まででお願いします。

【第1段落】

1875年、ハーパーズ・ウィークリー誌はオハイオ州ロディのロマー・グリフィン氏を"おそらく"連邦で最も高齢の男性であると宣言しました。彼の年齢は、なんと116歳だったと言われています。

しかし、懐疑的な人もいました。例えば、ロマーの妻は彼が103歳にしかならないと主張していました。また、人間の長寿に関する本を出版したばかりのイギリス人作家で人口統計学者のウィリアム・ジョン・トマスは、このような100歳以上の主張すべてに懐疑的な見解を示しました。トマスは、人間の最大寿命は約100歳であると主張しました。確かに、110歳以上の年齢が検証されたことはないのです。

https://geneticliteracyproject.org/2022/04/27/human-life-span-may-have-no-limit-analysis-of-supercentenarians-suggests/
  • allegedly: 推定によると
  • doubters: 懐疑的な人
  • demographer: 人口統計学者
  • expressed skepticism: 懐疑的な見解を示す
  • centenarian: 100歳以上の人
  • maximum life span: 最大寿命
  • asserted: 主張する
  • certainly: 確かに
  • verified: 検証された

【第2段落】

130歳や140歳ではなく、110歳まで生きたという人間がいるという証拠は、調査すればまったく無価値なものになるだろう。

何世紀にもわたる専門家の証言(保険会社のデータは言うまでもなく)は、100年が人間の一生で可能な最長寿命であると確立してきたと、トムズは主張した。彼は、一部の医学的権威者が、人によっては自然が厳しく課した限界を超えることができると信じていることに困惑していると表明した。

  • attained (動詞) 達成する、到達する
  • utterly (副詞) 全く、完全に
  • worthless (形容詞) 無価値な
  • testimony (名詞) 証言
  • establish (動詞) 確立する
  • bewilderment (名詞) 困惑
  • exceed (動詞) 超える
  • rigorously (副詞) 厳しく
  • impose (動詞) 課す

【第3段落】

Lomer Griffin が 1878 年に 119 歳 (一部の報告では 119 歳) で亡くなってから約 1 世紀半が経った今でも、科学者たちは人間が到達できる最長寿命は何か、そもそも限界があるのかどうかについて議論を続けています。実際、現在 110 歳以上の年齢が確認されている人は 10 人以上おり、さらに多くの高齢者が存在している可能性もあります。しかし、120 歳を超えて生存したことが確認されているのは、1997 年に 122 歳で亡くなったフランス人女性 Jeanne Calment ただ一人です。

"人間の寿命の上限、つまり上限が存在するのかどうかは、激しく議論されています" と、Léo Belzile 氏とその共同執筆者らは、"Annual Review of Statistics and Its Application" に掲載される論文の中で書いています。 人間寿命の限界、もしあれば、理解することに対する持続的で広範な関心があります。

  • validate: 確認する
  • document: 文書化する
  • case: 事例
  • upper limit: 上限
  • debate: 議論
  • sustained: 持続的な
  • widespread: 広範な

【第4段落】

これは、単にギネス世界記録に認定されるために人々が年齢を詐称しているかどうかという問題を超えた重要性を持っています。第一に、上限年齢が存在しないことは、社会保障制度や年金制度の存続性に影響を与える可能性があります。また、人間の寿命に侵すことのできない上限があるかどうかを解明することは、老化の理解の手助けになるだけでなく、寿命延長の研究にも役立つかもしれません。

"しかし、最近の研究はまだこの問題を解決しておらず、むしろ競合する主張から生じる論争を生み出しています。" と、カナダの HEC モントリオール経営大学で統計学者を務めるベルジル氏とその共同研究者は述べています。 彼らは、その論争の一部は、統計分析の誤った方法に起因すると示唆しています。 彼らによる極限寿命データの再分析は、寿命の上限は少なくとも 130 歳以上であり、おそらく 180 歳を超える可能性があると示しています。 さらに、著者らは一部のデータセットについて "人間寿命に上限を設けていない" と報告しています。

これらの分析は、人間の寿命は、これまで観察された、または重大な医学的進歩がなければ観察される可能性のある、どの個人の寿命よりもはるかに長いことを示唆しています。

  • viability: 存続性
  • inviolate: 侵すことのできない
  • inviolate maximum: 侵すことのできない上限
  • claim: 主張
  • stem from: 起因する
  • reanalysis: 再分析
  • longevity: 寿命
  • cap: 上限
  • put no limit on: 上限を設けていない

【第5段落】

これらの結論は、トムズや他の人々が、自然が寿命に厳格な制限を課しているという古い主張と矛盾しています。トムズは、18世紀のフランスの博物学者ジョルジュ=ルイ・ルクレール、ビュフォン伯爵を引用して、この見解を支持しました。ビュフォンは、ライフスタイルや食生活の違いにもかかわらず、寿命の極端な値は文化によってほとんど変わらないと指摘しました。「人生の期間は、習慣や習慣、食の質に左右されないことがすぐにわかります。私たちの年数を規制する固定された法則を変えることは何もできません」と彼は書いています。

トムズ自身、超長寿の報告について調査したところ、すべての場合において間違いがあったことがわかりました。例えば、父親と息子が混同されていたり、出生記録が誤った子供と結びつけられていたりしたのです。そしてもちろん、単に嘘をつく人もいました。

  • strict limit: 厳格な制限
  • quote: 引用する
  • naturalist: 博物学者
  • despite: にもかかわらず
  • vary: 変化する
  • regulate: 規制する
  • investigation: 調査
  • confused: 混同する
  • birth record: 出生記録
  • identify: 識別する

【第6段落】

今日でも、高精度なデータが不足しているため、統計学的に最大寿命を推定しようとする試みは混乱を招いています。ベルジル氏とその共同執筆者は、「非常に長い寿命は非常に尊敬されるため、年齢の過大申告が頻繁に発生します。そのため、超高齢者のデータは、死亡時の申告年齢が正しいことを確認するために、慎重かつ個別に検証する必要があります」と書いています。"

幸いにも、一部のデータベースは、最高齢の人々に関する検証されたデータを提供しています。そのようなデータベースの一つである国際長寿データベースには、13カ国からの超高齢者 (110歳以上) と、10カ国からの準超高齢者 (105歳に到達したが110歳には到達していない) の情報が含まれています。

  • confound: 混乱させる
  • overstatement: 過大申告
  • supercentenarian: 超高齢者
  • semisupercentenarian: 準超高齢者
  • validate: 検証する

【第7段落】

このようなデータセットを分析するには、最大寿命を推定するために複数の統計ツールを巧みに利用する必要があります。その際に重要な概念が、「死亡率」または「ハザード関数」と呼ばれるものです。これは、特定の年齢に達した人がさらに1年間生きられる確率を測定するものです。(例えば、70歳のアメリカ人男性は、71歳になる前に死亡する確率が約2%です。)

もちろん、死亡率は時間とともに変化します。例えば、一般的に若者は100歳の人に比べて、1年間生き続ける可能性がはるかに高いです。統計手法は、年齢とともに死亡率がどのように変化するかを把握し、それを用いて最大寿命を推定することができます。

  • maximum longevity: 最大寿命
  • force of mortality: 死亡率
  • hazard function: ハザード関数

【第8段落】

統計によると、50歳前後から死亡リスクは年々増加します。実際、死亡率は成人の大半の寿命において指数関数的に上昇します。しかし、80歳前後になると、死亡率の上昇速度は鈍化し始めます (この現象は "晩年死亡率の減速" と呼ばれます)。ハザード関数の変化を量化するための式は、105歳から110歳の間のある年齢で一定になることを示しています。つまり、若い年齢層から得られた式は、寿命の限界を推定するのに信頼できません。適切な分析には、105歳以上の高齢者から得られた統計情報が必要です。

これらの年齢層の分析によると、110歳前後になると、毎年死亡する確率はほぼ50%になり、男女でほぼ同じです。これまでのデータは、その後さらに死亡率が低下する可能性を否定していません。

  • exponentially: 指数関数的に
  • deceleration: 減速
  • reliable: 信頼できる
  • roughly: およそ

【第9段落】

データセットの詳細 (例えば、どの年齢層が含まれているか、どの国のデータかが含まれているか) によって、寿命の上限は 130~180 歳の間にあると推定されます。しかし、場合によっては統計的に少なくとも 130 歳以上の上限が示唆され、上限がない可能性も示唆されます。数学的には、十分に大きな集団における最高齢は無限大になることを意味します - つまり不死を意味します。

しかし、現実には、誰もがメトシェラ (聖書に登場する人物) の 969 歳という聖書的な高齢記録を破ることはできません。数学的な上限がないということは、実際には無限の寿命を許容するものではありません。

ベルジル氏とその共同執筆者らは、「これまで観察されたすべての寿命は有限であり、これからもそうであり続けるだろう」と述べています。「したがって、数学的真理を日常言語に慎重に翻訳することが求められます。」

  • imply: 示唆する
  • finite: 有限
  • infinite: 無限大
  • immortality: 不死
  • upper bound: 上限
  • observed lifetime: 観察された寿命

【第10段落】

まず、1年間生き続ける確率が50%である場合、110歳の人が130歳まで生きる確率は極めて低い - 約100万分の1です。(これは、コインを投げて20回連続で表が出るのと同確率です)。

しかし、数学的に寿命の上限が存在しないという説が正しいのであれば、現在の想像を超える年齢まで高齢記録が更新され続ける可能性があります。他の研究者たちは、超高齢者が増えていることから、今世紀中に130歳に到達する人が現れることも考えられると指摘しています。「しかし、それ以上の記録は極めて起こりづらいでしょう」とベルジル氏とその共同研究者は述べています。

  • slim: 少ない
  • odds: 確率
  • equivalent: 同等
  • conceivable: 考えられる
  • highly unlikely: 極めて起こりづらい

【第11段落】

ロマー・グリフィンの119歳という年齢到達に関する主張は、明らかに誇張されていました。彼の(3番目の)妻の推定によると、彼は死亡時に106歳だったとされており、墓石にも1772年 - 1878年と記載されています。しかし残念ながら、コネチカット州シムズベリーにある彼の出生記録によると、ロマー(本名チェドルラオマーの短縮形)は実際には106歳にも達していませんでした。彼は1774年4月22日に生まれ、死亡時には104歳だったのです。しかし、当時より高齢を主張していた人はおそらく年齢を偽っていたため、彼はそれでもなお米国で最も高齢の市民だった可能性があります。

  • reckoning: 推定
  • tombstone: 墓石
  • alas: ああ、残念なことに
  • birth record: 出生記録
  • short for: の短縮形
  • a mere: たったの

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GOKO編集室
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