慶應義塾大学:英語対策参考書ルートLevel3【偏差値60➡️65】
この記事では慶應合格を目指す受験生が、偏差値を60から65、人によっては70に到達するためオススメ参考書を紹介します。
これまでのレベル1~2で紹介した方法で偏差値60に達していたら、後は過去問に丁寧に取り組んでいくだけでも慶應合格は見えてきます。
ただし、偏差値60は慶應受験生の入口です。慶應の入試問題レベルとの間に乖離があるのも事実。
受験生としてはできる方だけど、慶應受験生としては物足りない、それが偏差値60です。
そこで今回は、偏差値60と慶應の過去問を埋める参考書を紹介します。
急がば回れとことわざにあるように、一見遠回りに見えて、やってみると高コスパな学習教材を紹介します。
しっかり取り組んでいきましょう!
レベル3で紹介する参考書ルート
- 英単語:文で覚える単熟語準1級 or スパルタ3
- 英熟語:英語頻出問題ポラリス2
- 英文法:英文法ポラリス3 or 英文法ファイナル演習ポラリス3
- 英文解釈:英文解釈:英文熟考 下巻
- 長文読解:TheRules3・TheRules4
英単語
レベル1でもお伝えしましたが、英語学習において英単語を覚えることは超重要です。
受験英語は単語に始まり単語に終わります。
慶應の英語では大学入試の中でも特に高い語彙力が求められます。そのため、どこ学部を受験するにも最後まで語彙強化必要です。
ターゲット1900やシスタンで受験に必要な標準単語は既に身につけているはずなので、ここからは合格をより確実にするための上積み部分になります。
これから紹介する単語帳に手を出す前に、もう一度持っている単語帳に向き合ってみてください。
- 1冊目は本当に完璧になっていますか?
- 全て1秒以内に意味が出てきますか?
どんなに難関校を目指していても基礎を疎かにしてはいけません。
頻出度で言えばLevel2で紹介した単語の方が圧倒的に出ます。必ず覚えなければならない単語を完璧に覚えた人だけ、次に進んでください。
ここまでできている受験生には、文で覚える単熟語準1級がオススメです。
その名の通り英検対策用の単語帳ですが、最近では慶應対策には英検準1級レベルまでマスターするのがスタンダードになりつつあります。
- 自然/環境
- 医療/テクノロジー
- 文化/歴史
- 教育/心理
- 社会/ビジネス
の5つのジャンルで英文が80個入っているので語彙力×背景知識の強化が期待できます。
英語外部試験利用も盛んになり、英検準1級を取得していると他大学の入試にも有利になります。
同時に英検対策になるという意味でも、やって損のない教材です。
一問一答方式で単語だけに取り組みたい方は、ポラリスでもお世話になった関先生のスパルタ3がオススメです。
英熟語
慶應をはじめ難関大学にいきたいなら熟語帳を一冊仕上げるのは必須です。
英熟語の知識自体は、Level2で紹介した英熟語Rや速読英熟語で十分です。
ただし、長文本文の穴埋め形式で単語と熟語の知識が問われます。さらに、近年増加傾向の会話問題の対策もできます。
これら全ても網羅している「英語頻出問題ポラリス2」で、知識の総確認をしておきましょう。
後半の発音アクセント問題は解かなくて大丈夫ですが、GMARCHでは問われる学部も多いです。
志望校の過去問演習で発音アクセントが出題されていたら、改めて発音アクセントに取り組んでください。
英文法
英文法は知識として既に入っているはずなので、熟語同様アウトプットしながら整理していきます。
これまで同様、使用するのは英文法ポラリスです。
より実践形式での演習を積みたい場合は、ファイナル演習ポラリス3(黒ポラリス)までやってください。
黒ポラリスは、空所補充、整序、正誤の3つに分かれており、単元をランダムで出題されます。
そのため、より本番に近い形式で演習を積むことができます。
ただし、時間的にかなり厳しくなっていると思われるので、過去問演習の時間が取れるかよく考えてから導入しましょう。具体的には、10月以降に黒ポラリスをスタートするのは微妙です。
お知らせ
英文解釈
Level2で紹介した「入門英文問題精講」でほとんどの英文は読めるようになっているはずなので、ここではもう少し複雑な英文を把握するトレーニングをしていきます。
使用するのは2023年に改訂された「大学受験のための 英文熟考 下巻」です。
上下巻セットの参考書ですが、上巻は「入門英文問題精講」と被る箇所もあるため、一旦下巻に取り組んでください。
その上で、難し過ぎたら上下巻セットでやってください。
このレベルがスムーズに読めるようなれば、慶應の英文が怖く無くなります。
例によって完全精読した後は、音読して英文を体に染み込ませてしてください。
英文解釈どこまでやるか問題
ここで紹介している英文解釈は、他の参考書ルートと比較しても少ない方です。
早慶レベルの英文解釈といえば「英文解釈の技術100」「ポレポレ」「透視図」も当然入ってきます。
しかし最近は、慶應文学部や京都大学といった英文にじっくり取り組む入試より、慶應法学部や東大のような英文の処理速度を重視する傾向にあります。
英文解釈自体は、長文読解の演習で当然やります。そうであれば、英文解釈の力がある程度ついたら、過去問演習に時間を割くべきなのです。
そのため、本ルートでは一般的な早慶ルートと比べて、英文解釈の到達レベルが1段階低く設定されています。
英文解釈時代は非常に重要な単元ですが、長文や過去問の十分な演習抜きでの合格は厳しいです。その点を忘れず、英文解釈に付き合ってください。
なお、竹岡先生ルートが合わなければ、関先生のポラリス英文解釈ルートで代用もOKです。
英語長文
英語長文はLevel2の続きとしてルールズの3と4に取り組んでください。
英文解釈では正しく論理的に読むトレーニングをしますが、長文では正しい解答を選ぶ技術を実際の問題を通して磨いてください。
英語が得意な人が無意識でやっている読み方を言語化した問題集で、解答する際にどこに注目すればいいのかが身に付きます。
1冊につき12問収録されているので、2~3日で1問を目安に進めてください。
精読した後は、例によって音源を使用しながら音読やシャドーイング教材として使ってください。
英作文
慶應で英作文が求められるのは、文学部、経済学部、理工学部、医学部です。
基礎問題精講を使って、英作文を基礎を学び過去問演習を行なってください。
自由英作文が出る可能性があるのは必要なのは文学部と経済学部だけなので、それ以外は和文英訳の部分だけで大丈夫です。
お知らせ
英語リスニング
慶應義塾大学に英語リスニングテストはありません。そのためリスニング対策は不要です。
ただし、英語を英語のまま理解した方が読解スピードは上がるので、今回紹介した英文解釈クラシックやTheRulesを使用して、音読やシャドーイングトレーニングを行ってください。
慶應大学入試では、大学入試の中でも特に長い、1,000字を超える超長文が出題されます。
入試本番で大量の英文を処理するためには、日頃のトレーニングでそれを超えた英文量に触れる必要があります。
同じ英文を繰り返しても効果あります。
以下のトレーニングをセットとして、何度も何度も英語を口に出し体で覚えてください。
【オススメの音声トレーニングセット】
- 英文を見ながら音読
- 英文を見ながら+音声を聞きながら音読
- 英文を見ずに、音声だけを聞きながらシャドーイング
シャドーイングに慣れてきたら、ただ音マネをするだけではなく同時に英文の内容が把握できるか確認してください。コンテンツシャドーイングと呼ばれる難易度の高いトレーニングですが、効果は抜群です。
30回と言わず100回以上音読&シャドーイングして、全文暗記する勢いで取り組んでください!
まとめ
今回は慶應義塾大学合格を目指す受験生向けに、偏差値70を超す参考書6冊+αを紹介しました。
レベル3で紹介した参考書ルート
- 英単語:文で覚える単熟語準1級 or スパルタ3
- 英熟語:英語頻出問題ポラリス2
- 英文法:英文法ポラリス3 or 英文法ファイナル演習ポラリス3
- 英文解釈:英文熟考 下巻
- 長文読解:TheRules3・TheRules4
このレベルまで取り組めば過去問もスムーズに演習でき、合格点も取れるレベルになります。
あとは過去問演習を通して、慶應の英文レベルや選択肢の吟味に慣れてください。
受験英語の総仕上げです。ラストまで頑張ってください!
【慶應合格のための英語参考書ルートシリーズ】
\ お知らせ /
この記事を書いた慶應専門塾GOKOでは、一緒に慶應義塾大学を目指す生徒を募集をしています。
完全マンツーマンで密度の濃い授業を、オンラインで全国の受験生へお届けしております。
慶應を目指す受験生(とその保護者の方)は、以下よりお問い合わせください。
- 全国どこからでもオンラインで受講可
- 完全個別のマンツーマンコース
- 初回面談、体験授業無料
初回ご面談は私が担当させていただきます。
以下のお問い合わせページよりご連絡ください!
投稿者
- GOKOでは慶應義塾大学に進学したい受験生のために、役立つ情報の発信をおこなっています。こんな記事が読みたいなど、希望がありましたらお問合せページよりご連絡ください。