【2021〜2026】慶應義塾大学 合格最低点まとめ|文系・理系・SFCを学部別に徹底比較

慶應義塾大学の一般選抜における合格最低点を、文系学部・理系学部・SFC(総合政策・環境情報)に分けて、過去6年間(2021〜2026年度)のデータをもとに整理して紹介しています。

過去問を解いたあと、自分の得点が全体のどのあたりに位置するのかを確かめる材料として使ってください。後半では選択科目別の平均点も掲載しています。

なお法学部については2025年度の配点変更をまたいで数字を並べても意味が薄れるため、旧配点期と新配点期で表を分けています。

慶應文系(文/経済/商):6年間の合格最低点

学部・方式満点2021202220232024202520266年平均
文学部350232218205203220210214.7
経済学部 A方式(数学)420231209248231224241230.7
経済学部 B方式(地歴)420262239266237244276254.0
商学部 A方式(数学/地歴)400252240237250246279250.7
商学部 B方式(地歴/論文)400288302278290281300289.8

経済学部の合格最低点は、最終選考の数値を掲載しています。慶應の公式資料では1次選考の選抜最低点も別途公表されており、2026年度はA方式108点(160点満点)、B方式58点(90点満点)でした。1次を通過しないと小論文が採点されない仕組みなので、A方式志望者は英語と数学の合計で7割弱を確保する必要があります。

6年通してみると、文学部の203点から232点までの幅、商学部B方式の278点から302点までの幅と、30点前後のレンジがあります。

2026年度で目立つのは、経済学部B方式の276点と商学部A方式の279点です。どちらも6年間の最高値。経済B方式は地歴選択、商学部A方式は数学と地歴の両方を課す方式です。

慶應法学部:2025年の歴史配点変更をまたいだ合格最低点

法学部は2025年度から地理歴史の配点が100点から150点に変わり、総合も400点満点から450点満点になりました。同時に科目名も「論述力」から「小論文」に変更されています。

素点をそのまま並べると2025年度以降が高く出るだけなので、期を分けたうえで得点率も添えました。

旧配点期(2021〜2024年度・400点満点)

学科20212022202320244年平均
法律学科234(58.5%)239(59.8%)247(61.8%)243(60.8%)240.8(60.2%)
政治学科235(58.8%)236(59.0%)252(63.0%)247(61.8%)242.5(60.6%)

新配点期(2025〜2026年度・450点満点)

学科202520262年平均
法律学科253(56.2%)317(70.4%)285.0(63.3%)
政治学科251(55.8%)317(70.4%)284.0(63.1%)

得点率に直すと、旧配点期は両学科とも58〜63%の間にきれいに収まっていました。ところが新配点期に入った途端、2025年度が56%まで沈み、2026年度は70%まで跳ね上がっています。

配点変更の初年度は受験生も出題側も手探りになるので、2025年度の低さはある程度予想の範囲でした。

ただ2026年度の70.4%は、旧配点期の6年間で一度も到達しなかった水準です。後述しますが、歴史、(特に)英語が易化しました。

慶應理系(理工/医/薬/看護):6年間の合格最低点

学部・学科満点2021202220232024202520266年平均
理工学部500266340290321297280299.0
医学部(一次)500251308315319280295294.7
看護医療学部(一次)500270310294280271259280.7
薬学部 薬学科350196204169161189179183.0
薬学部 薬科学科350195209171167199195189.3

慶應SFC(総合政策/環境情報):6年間の合格最低点

選択科目によって数値が異なるため、代表的な「数学」および「外国語」選択を掲載します。両学部とも400点満点です。

総合政策学部

選択2021202220232024202520266年平均
数学254261258263264267261.2
外国語243260257270258259257.8

総合政策の数字は他学部と比べて驚くほど安定しています。数学選択は6年間で254点から267点までの13点差しかありません。

環境情報は選択科目による合格最低点を揃えていますが、総合政策は異なります。例えば2026年度は、

  • 外国語259点
  • 外国語および数学265点
  • 数学267点
  • 情報および数学271点

のように、12点の開きがありました。

環境情報学部

選択2021202220232024202520266年平均
数学254234246259250254249.5
外国語248234246259250254248.5

総合政策が選択科目によって10点前後の差を生み続けているのに対し、環境情報は2022年度を境にその差が消えました。

推移そのものは2022年度の234点が底で、そこから緩やかに戻して2026年度は254点。総合政策より10点前後低い水準で安定しています。

文学部:科目別受験者平均点

配点は英語150点、地歴100点、小論文100点です 。

2023年と2024年の英語は、数値的にも難しかったと言えます。

科目2021202220232024202520266年平均
英語(150)77.3273.9566.6162.7375.7967.1370.59
日本史(100)56.4457.8638.6747.6452.9051.3150.80
世界史(100)65.3554.4859.6557.4057.3056.0258.37
小論文(100)54.2655.5952.8352.6355.6155.0154.32

小論文の平均点は6年間52点台から55点台に収まっていて、ほとんど動きません。採点基準が安定しているとも、ここで差をつけるのは難しいということでもあります。

対照的に英語は、62.73点から77.32点まで、実に14点以上の開きがあります。文学部の英語は辞書持ち込み可という特殊な形式ですが、それでも年によってこれだけ平均が変わります。

日本史も2023年度の38.67点が異常値として残っています。世界史が59.65点だった同じ年に日本史が38点台。選択科目間で20点以上の差がついた年がありました。

法学部:科目別受験者平均点

2025年度より、地理歴史の配点が100点から150点に変更されました 。配点変更をまたぐため、こちらも期を分けて掲載します。

法律学科

法律学科 旧配点期(2021〜2024年度)

科目20212022202320244年平均
英語(200)104.55110.16111.40120.23111.59
日本史(100)49.1546.3144.2744.4246.04
世界史(100)41.2341.9453.3641.2344.44
論述力(100)48.3346.9151.3648.1548.69

法律学科 新配点期(2025〜2026年度)

科目2025得点率2026得点率
英語(200)105.3452.7%147.2873.6%
日本史(150)49.0232.7%85.2256.8%
世界史(150)65.6043.7%82.4154.9%
小論文(100)47.4847.5%46.6646.7%

先述した通り、2026年は英語の平均点が200点満点中の150点に迫る勢いで易化しました。実際合格した教え子は、英語で8割越えの様でした。

歴史も2025の反省か、解きやすい問題で平均点も大幅に伸びました。

政治学科

政治学科 旧配点期(2021〜2024年度)

科目20212022202320244年平均
英語(200)106.65113.01115.99123.00114.66
日本史(100)52.0948.0347.1345.7448.25
世界史(100)42.4344.5556.9545.3047.31
論述力(100)48.2845.9849.2348.0147.88

政治学科 新配点期(2025〜2026年度)

科目2025得点率2026得点率
英語(200)107.4853.7%148.3574.2%
日本史(150)55.1636.8%86.0857.4%
世界史(150)68.0845.4%84.0556.0%
小論文(100)47.3247.3%44.1444.1%

旧配点期の英語得点率を計算すると、法律学科で52%から60%の間、政治学科で53%から62%の間でした。2026年度の73.6%と74.2%がいかに異例かがわかります。

一方で小論文だけは配点変更後も44点から48点の範囲を保っていて、6年間ほとんど動いていません。

法学部の小論文で満点近くを狙うのは現実的ではないので、5割前後を安定して確保しつつ英語と地歴で勝負するという戦略は、配点変更後も有効です。

商学部:科目別受験者平均点

他学部と比べると商学部の地歴は平均点が高く、6割程度が平均となっています。

基礎〜標準的な問題での取りこぼしが許されない傾向が見て取れます。

科目2021202220232024202520266年平均
英語(200)100.35109.24110.21116.21110.88116.90110.63
地歴(100)71.6265.3159.5560.2764.5266.7364.67
数学(100)58.4042.9343.2348.1845.8467.7051.05
論文テスト(100)65.4474.7157.8064.0357.2262.1763.56

商学部で最も動いたのは数学です。2021年度の58.40点から翌年42.93点まで落ち、その後4年間40点台で推移していたものが、2026年度に67.70点まで跳ね上がりました。

6年間で唯一の60点台後半です。A方式の合格最低点が279点という高水準になった背景がこの数学です。

地歴は6年通して59点から71点の間を推移していて、他学部と比べると高い水準を保っています。基礎から標準までの問題で取りこぼさない受験生が多いという傾向は、この6年で変わっていません。

論文テストは2022年度の74.71点と2025年度の57.22点で17点以上の開きがあり、年度差が大きい科目です。ここに合否を託すのは分が悪いと思います。

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