高3夏まで野球漬け、国語偏差値44.2から“朝5時授業”で地方過疎村から慶應SFCに現役逆転合格した話

倉科吹生

松本深志高校(長野県・県立)
慶應義塾大学 総合政策学部
2026年入学(現役)

併願先
慶應:経済×・商×・環境情報×
青山学院:経済○・コミュニティー人間科学○
早稲田スポーツ×・立教スポーツ×・法政経済×

この後出てくる模試の結果を見れば、決して褒められた成績では無かったことがわかると思います。

それでも、限られた時間の中で、慶應総合政策(英語・小論文)や青学経済(英語・世界史)といった難関大学に現役合格することができました。

過疎村(とまでは言わないまでも地方)出身、部活で勉強時間が取れない、どうしても慶應に行きたい。そんな似た境遇の人の参考になれば嬉しいです。

私は高校3年生の夏まで、野球部の活動に全力で取り組んでいました。
野球を始めたのは小学3年生の頃です。それ以来、生活の中心にはいつも野球がありました。

受験勉強に十分な時間を割けていたとは言えませんが、通学の電車の中で英単語だけは少しずつ覚えていました。限られた時間でもできることをやっておこうと思っていたからです。

高校最後の大会が終わったのは7月初めでした。
その翌日、7月8日から本格的に受験勉強を始めました。

部活引退直後の模試で見た現実

引退後に受けた夏の模試の結果は、次のようなものでした。

  • 英語:偏差値60.0
  • 世界史:偏差値57.0
  • 国語:偏差値44.2

英語と世界史はある程度手応えがありましたが、国語の偏差値を見たときはさすがに不安になりました。

「この状態で慶應の小論文に対応できるのだろうか」

そんな気持ちもありましたが、受験勉強を始めたばかりの段階でもあったので、まずは落ち着いてやるべきことに集中しようと考えました。

時間が限られていたため、すべてを完璧にやろうとは考えませんでした。

慶應に合格するために必要なことを逆算し、「やること」と「やらないこと」をはっきり決めて勉強を進めました。

英語:長文問題集を使わず赤本で演習

英語は長文問題集や英文解釈の参考書を新しく増やすことはせず、赤本を問題集代わりに使う方法を取りました。

第1志望だった商学部の過去問を5年分、さらに経済学部の過去問を5年分解き、それを秋頃までに何度も復習しました。慶應レベルの英語が読めるようになれば、MARCHレベルの問題にも対応できるだろうと考えたからです。

赤本以外に主に使っていたのは、

  • 英単語帳「スパルタ3」
  • 文法問題集「ヴィンテージ」

この2冊が中心でした。

授業では過去問で分からなかった部分を確認し、授業後は同じ長文を何度も音読して理解を深めました。

世界史:一問一答は使わない

世界史では、一問一答形式の暗記は捨て、歴史の「流れ」を理解することを重視しました。

主に使っていたのは世界史問題集の「ヒストリア」です。
出来事を年代と結びつけながら、資料集を使って地図上でどこで起きた出来事なのかを確認するようにしていました。

結果として慶應の世界史には届かなかったかもしれませんが、この勉強法のおかげで青学経済に合格できるレベルまで力を伸ばすことができました。

小論文:基本は赤本

小論文は、まず「スマートステップ小論文」で基本的な書き方を学び、その後は過去問を中心に演習しました。

解いた順番は、

経済学部 → 文学部 → SFC

という流れです。
文学部の問題は自分には相性が良くないと感じたため、途中でSFC対策に集中するようにしました。

また、小論文と並行して現代文の勉強も進め、難しい文章を読む力を補強しておきました。

もう一つ、自分にとって大きかったのが「朝5時台の授業」です。

部活引退前からGOKOに通い、週に1回でも授業を受けていたことで、引退前から受験を意識できていたことが大きかったです。

部活引退前は、疲れから夜の授業が難しく、また朝7時には家を出なければならない生活でした。そこで吉中塾長の協力を得て、朝5時台に授業を入れてもらったのです。

一人では挫けていたかもしれませんが、画面の向こうに先生が待っている、単語テストがあるという半ば強制的な環境があったからこそ、最後までやり抜くことができました。

結果として、この習慣が一日の勉強時間を最大化させる土台となりました。

英語

SFCの英語は語彙レベルが高く、問題形式も特徴的です。

時間がある場合は英検準1級レベルの単語帳に取り組むのも良いと思いますが、時間がない場合は過去問の中で出てきた知らない単語を覚える方法でも十分対応できます。

過去問を5〜6年分遡って調べると、長文の中で使われた単語がそのまま設問で問われていることに気づきました。繰り返し過去問を復習しながら、未知語もしっかり暗記したことが、本番での自信に繋がりました

小論文

英語の自己採点では、

  • 総合政策学部:63%
  • 環境情報学部:72%

という結果でした。

最終的には総合政策学部に合格し、環境情報学部には届かなかったため、私の場合は小論文の出来が合否を分けた可能性が高いと思います。

小論文対策で特に効果的だったのは、添削された答案を書き写すことでした。自分が書いた答案を、吉中先生が添削して合格できるレベルの答案に書き直してくれました。

読むだけだと理解したつもりになりますが、実際に書こうとすると言葉が出てこないことがあります。手を動かすことで、論理の流れをより深く理解できました。

また、SFCの小論文では設問に多くの条件が含まれています。書き始める前に設問に下線を引いたり丸で囲んだりして、条件を見落とさないようにすることも大切です。

SFCで大事な大事な「入学後にしたいこと」

頻繁に問われるのが「SFC入学後に何をしたいか」というテーマです。

私は「過疎地域の公共交通機関の改善」をテーマにし、解決策として自動運転バスの導入を考えていました。またま環境情報学部の大前学教授がこの分野の研究者だったため、それを意識して答案を作りました。

また、SFCのホームページやパンフレットを読み、アドミッションポリシーに書かれている

  • 実践知
  • 学際

といったキーワードを自分の言葉で説明できるようにしておくことも役立ちました。

制度上は過疎地域の家周辺

青山学院大学

青山学院大学の合格を知ったときは、まず安心した気持ちが大きかったです。
「どこにも受からなかったらどうしよう」という不安があったので、「大学生にはなれる」と思えたことで少し気持ちが落ち着きました。

合格したのは青学の全学部入試で、発表がSFCの受験前だったこともあり、その後の試験により集中することができました。

慶應義塾大学

自分としては環境情報学部の方が手応えがあったため、総合政策学部の結果はあまり期待せずに最初に確認しました。

自分的には総合政策より環境情報の方が手応えありました。そのため、ダメだろうと思って1番最初に総合政策から先に発表を見ました。

画面に「合格」の文字が表示されたとき、正直混乱して、最初は見間違いではないかと思いました。

総合政策学部での合格が信じられず、「ウォ〜〜〜!!!」と叫びながら何回もログイン→合格画面→ログアウト→ログインを繰り返し、本当に俺だよな?!と確認してしまいました。

感無量、万感の思いでふわふわとした浮遊感に包まれました。努力が結果につながったことを実感し、とても嬉しかったのを覚えています。

部活の仲間が卒業式で胴上げしてくれました

受験生に伝えたいのは、最後まであきらめないことです。

これは試験本番でも同じです。
英語では知らない単語が多く出てきて、途中で心が折れそうになることもありました。しかし、小論文で挽回できる可能性もありますし、選択問題なら偶然正解することもあります。

最後の一問まで粘ることが大切だと思います。

地方の受験生へ:慶應のキャンパスに行ってみよう

夏休みの慶應日吉キャンパス

また、もし可能であれば一度大学のキャンパスに足を運んでみることをおすすめします。

私が慶應を目指すようになったきっかけも、夏休みにキャンパスを訪れたことでした。実際に大学を見ると、「ここで学びたい」という気持ちが強くなり、受験勉強の大きなモチベーションになります。

私は夏休みに日吉キャンパスを訪れ、当時一般開放されていたオープンライブラリで勉強しました。

周りにいる慶應生の落ち着いた雰囲気や、醸し出される雰囲気を肌で感じたことで、「自分もこの中の一員になりたい」という思いが確信に変わりました。この実感が、冬の苦しい時期を支えてくれました。

半年という期間でも、集中して努力すれば状況は大きく変わります。

これから受験に向かう皆さんの努力が実を結ぶことを願っています。頑張ってください!

母から吉中先生へ

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