慶應SFC(総合政策・環境情報)入試概要/科目/配点/時間/難易度/偏差値
SFCの入試科目・配点・試験時間
総合政策学部と環境情報学部ともに入試科目、配点、試験時間は同じです。
問題形式も類似しており、一方を対策すればもう一方の対策になります。
そのため非常に併願しやすい2学部となります。
入試科目
大きく分けると4タイプに分けられますが、いずれを選択しても小論文は必須です。
配点
小論文と選択科目ともに200点、合計400点満点です。
選択した科目それぞれで合格最低点が設定されています。合格最低点は近年65%あたりで推移しています。
試験時間
小論文と選択科目ともに試験時間は120分です。
SFCの偏差値
各予備校の偏差値は次のとおりです。
総合政策 | 環境情報 | |
河合塾 | 72.5 | 72.5 |
駿台 | 61 | 60 |
東進 | 76 | 76 |
平均 | 69.8 | 69.5 |
駿台だけ差が出ていますが、総合政策と環境情報でほぼ同じで、平均すると偏差値は約70になります。
注意点として、SFCは2教科受験のため、慶應の他学部と比べても高い偏差値になりやすいです。
受験教科が少なければ少ないほど偏差値が高くなり、国公立など受験科目が多くなればなるほど偏差値は低くなります。
そのため入試難易度を比較する場合は、単純に偏差値で比べるのではなく、受験科目数も考慮するようにしましょう。
SFCの難易度と倍率
先に挙げた偏差値からもわかるように、各入試科目(小論文・英語・数学)全てが国内トップクラスの難易度です。
苦手科目があると厳しく、いずれも十分な対策が求められます。
小論文+1教科で勝負できるため「絞った科目は誰にも負けない」ぐらいの力が必要があります。
2教科で受験が可能のため受験者も多く、倍率は例年10倍(10人の内1人が合格)前後です。
入試日程
慶應では土日祝日関係なく、例年同じ日に入試が行われています。
- 総合政策学部は2月17日
- 環境情報学部は2月18日
に入試が行われています。
ただし、合格発表は両学部とも2月25日に行われます。
SFCの募集人数と合格者数
総合政策学部も環境情報学部も1年間の募集人数は375名です。
その内、一般入試は225名、AO入試が150名です。
2020年度入試までは一般入試275名でしたが、2021年度から225名に変更し、その分AO入試の人数を50名増やしました。
一般入試の実際の合格者数
実際の入試では、募集人数以上に合格を出します。
受験生は複数大学を受験するので、大学から見ても合格者が全て入学するとは限りません。
そのため、募集人数より多くの合格者を出し、補欠合格で実際の入学者数を調節します。
ただし、募集人数と入学者があまりにも乖離しすぎると文部科学省に怒られるので、各大学空気を読みながら怒られないギリギリを攻めています。
総合政策学部 | 募集人数 | 合格者 | 補欠合格 | 入学許可数 |
2021年 | 225 | 375 | 29 | 404 |
2020年 | 275 | 375 | 71 | 336 |
総合政策学部ではここ2年間、募集人数+100~150人を正規合格としてします。
次に環境情報学部の実際の合格者数をみてみましょう。
環境情報学部 | 募集人数 | 合格者 | 補欠合格 | 入学許可数 |
2021年 | 225 | 232 | 104 | 336 |
2020年 | 275 | 200 | 82 | 282 |
総合政策と比べると募集人数と合格者に差が小さく、かなり渋い結果です。
原因として総合政策の方が受験者数が多く、その分辞退者も多いと考えて多めに合格を出しているのだと考えられます。
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